内装解体工事
内装解体は、2つの作業に分類することが出来ます。- ・原状回復のための工事
- ・スケルトン工事
原状回復工事
物件を借りた時の状態に戻すための工事です。 例えば、店舗やオフィスとして利用するためにテナントを借りた場合に、借りた側は、用途に合わせてクロスや床の張り替え、壁、天井の塗装、パーテーションや看板の設置などを行うことでしょう。 賃貸契約には、原状回復義務条項が含まれていることが一般的です。そのような場合、借りていたテナントから退去することになったら、元の状態に戻すという原状回復工事をしなければなりません。スケルトン工事
建物の構造以外の内装を全て解体する工事のことを、スケルトン工事と言います。 床、天井、階段、設備、水道管や電気配線なども全て撤去します。 原状回復の場合は、借りた時と同じ状態に戻す工事ですが、スケルトン工事の場合は、例えば鉄筋コンクリート造の建物であれば、コンクリートが打ちっぱなしの状態にするなど、建物構造以外は全て撤去する工事となります。 物件を契約した際の内容によって工事も変わります。内装解体工事の利点
では、建物全体を取り壊す解体工を行う場合と比べて、内装工事には、どのような利点があるのでしょうか。- ・工期が短い
工事を行う建物の大きさや広さにもよりますが、建物全体を解体する場合よりも短期間で工事が完了することが一般的です。 - ・工事が天候に左右されない
室内での作業になるため、悪天候の日でも工事を行うことができます。 - ・費用を抑えられる
建物全体ではなく内部のみの工事のため、一般的な解体工事と比べると、費用は抑えられるケースが多いです。