解体工事で生じやすいトラブルとその対策

自宅や所有している建物の解体工事を行うというのは、人生の中でも一度あるかないかの経験かもしれません。
いざ解体工事を行う必要が生じた時には様々な不安が生じます。
どんな手順で工事を依頼するのか?費用はどのくらい発生するのか?など多くの疑問も生じてくるものです。
そこで今回は、解体工事でよく生じると言われるトラブルと対策のいくつかをご紹介いたします。
事前に、起こりうる問題について把握しておくと、少しは心構えができるかもしれません

<問題>近隣住民の方とのトラブル

解体工事では、騒音や振動といった問題がどうしても発生してしまいます。
たとえ工期が数日で終わるとしても、大きな音が一日中聞こえるという環境は、近隣住民の方にストレスを与えてしまうことになりかねません。
また、工事を行う建物が、住宅街の中や細い通り道にあると言った場合には、工事で用いる重機やトラックなどによって道を塞いでしまい、近隣の方の交通の妨げになってしまうという可能性も考えられます。

<対策>事前に近隣住民への挨拶を行う

工事が始まる前に、解体工事を行うことを近所の方へ説明することが大切です。
その時には、具体的に工事の情報を説明できると良いでしょう。
解体工事が行われる期間や時間帯、また、工事中にトラックなどの大型車が使われる可能性があればその点も説明しましょう。
解体工事後も、近隣住民の方との良好な関係を保っていくためにも、誠実で丁寧な対応を心がけることは非常に大切です
。 挨拶をどの範囲まで行なうかなどの細かな点は、担当する解体業者スタッフと相談しながら決めるとよいのではないでしょうか。

<問題>追加工事や追加費用が必要になった

見積書では提示されていなかった追加の工事が必要となり、それによって請求額が増えてしまうというケースが現実に生じることがあります。
色々な理由がありますが、例えば、アスベスト含有建材などが発見されて除去するための費用が発生したという場合や、工事を行う建物の中に家具などの大型のゴミが置きっぱなしになっていると、工事業者がその残置物を処分することになるので追加の費用が生じてしまいかねません。

<対策>見積書の確認と解体工事業者との十分な話し合い

解体工事業者に見積書を作成してもらうにあたって、現地調査をしてもらうことができます。
そこで、どんな作業や工事が必要で、どれくらい費用が発生するかを確認して、明確な見積書を受け取ることができれば、依頼主側は工事や費用に関する情報を理解することができます。
また、工事後に必要になる追加工事の可能性についても説明してもらい、それによって生じる追加費用についても見積書に記載してもらえれば、安心して工事を任せることができるでしょう。

まとめ

豊中市池田市吹田市は住宅街も非常に多く、住宅同士が密集したエリアもあります。
また、それぞれの自治体は他の地域と同様に、解体工事に対する補助制度を市民に提供しているので、上記であげたトラブル対策を行ないつつ、各自治体の担当に相談して情報を入手することで、解体工事の必要が生じても安心して準備を進めることができるでしょう。