解体工事後の土地活用にはどのようなものがあるか

一度は、解体工事が行われている現場を見たことがあるという方も少なくないと思います。
空き家や老朽化した建物を取り壊すなど色々な理由で解体工事が行われますが、工事が終わり更地となった土地は、どのように活用されるのでしょうか。

解体工事後の土地活用

建物を解体した後の土地活用のいくつかをご紹介します。
1.アパートやマンションなどの集合住宅を建設する
多額の建設費用が必要となりますが、入居率が高ければ将来的に一定の安定した収入を得ることができます。
また、固定資産税や相続税などの節税が可能です。
しかし、他の活用方法に比べて、建物の定期的なメンテナンスなどの維持管理が必要となります。
そして、ファミリー層が多いのか、学生が多いエリアかによっても部屋の広さや間取りなどのニーズが変わってくるので、建築設計の際には需要を見極めることが大切だといえるでしょう。
2.コインパーキングなどの貸駐車場をつくる
都市部や駅前など、駐車スペースが限られているエリアであれば、多くの利用者が見込めるため定期的な収入を得ることが出来るでしょう。
駐車禁止の道路も数多くあるので、立地によっては十分需要がある分野です。
また、賃貸物件を保有する場合に比べると初期投資が少なくすみ、管理等が簡単というメリットもあります。
3.トランクルームを設置する
ここ数年、トランクルームを利用する人が増加傾向にあると言われています。
自宅の収納スペースが限られている、普段使用しないアウトドア、レジャー用品などを保管したいなど理由はさまざまです。
トランクルームの開業は、初期費用を抑えることができるというメリットはありますが、防犯カメラの設置などのセキュリティ面を意識した対策が必要となります。
4.太陽光発電システムを導入する
郊外や田園地帯に、太陽光発電パネルが一面に並んでいる風景を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
太陽光がエネルギー源となっているため、雪国では難しいかもしれませんが、基本的には場所を選ばずに導入できる分野といえます。
また、災害時などの非常用としても使用することができます。
設置には多額の費用が必要となるので、立地など慎重に検討することが肝要です。

まとめ

解体工事後の土地の活用方法についてご紹介しました。
大切なのは、地域の特性に合わせることです。
住宅地が多いエリアであれば賃貸物件、都市部であれば貸駐車やトランクルームなどの需要があるかもしれません。
また、広い土地があり、周囲に高い建物といった障害物がないエリアであれば、太陽光発電パネルの導入が適しているかもしれません。
大阪府北摂エリアにおいても地域性はさまざまです。
整備された公園などが充実している自然豊かな場所もあれば、駅周辺など人が多く集まる建物が密集したエリアもあります。
それぞれの地域の特性を生かして土地活用を行うことで、解体工事後も自分たちの所有する土地を有効活用することができるでしょう。