実家が空き家になったらどうする?~高槻市~

自分たちが子供だった頃に大切にしていた玩具やぬいぐるみ、学生時代のアルバムなど懐かしい思い出の品々を保管しているという方もいることでしょう。
それらは、もう使用しない物だと分かっていても、自分や家族にとって大切な思い出そのものだからです。
子どもの頃から住んでいた家も、私たちにとっては愛着のある存在です。
大人となり自立して家を出た後も、実家は帰省すればホッとできる居心地の良い場所です。
一方で、両親が高齢となったために、自分の元に呼んで同居を始める、または施設やその他の場所で暮らすために引っ越しをするといった生活環境の変化によって、実家が空き家状態になってしまうという状況も起こり得ます。
現に、そのような理由から実家が長年、空き家として放置されているという現状が、多くの地域で生じているようです。
たくさんの思い出が詰まった家だからこそ、処分したり解体工事をしたりという選択には抵抗を感じて決断することが難しいという心情もあるはずです。
では、もし実家が空き家になってしまった場合、どのように対処することができるのでしょうか。
選択肢のいくつかをご紹介します。

空き家の対処方法

実家が空き家となった場合の選択肢のいくつかをご紹介します。
子供である自分たちが住む、もしくは実家を管理する
自分たちが住む場合、子供時代に住んでいた場所なので、周辺地域の状況も把握しておりスムーズにその土地に溶け込むことができ、空き家状態も解消することができます。
しかし、仕事や家庭のそれぞれの状況があるので、実家とはいえ容易に決定するということは難しいかもしれません。
実家には住まずに、掃除や庭の手入れなどの維持管理をする場合、自宅から遠く離れていると時間や費用面においても、定期的に通うのは簡単な事ではありません。そういった場合は、管理会社に管理を委託するという選択肢もあるかもしれません。
賃貸
実家を貸し出すことで、空き家の放置を避けることもできますし、定期的な家賃収入を得ることもできます。
しかし、家の状態によっては、貸し出す前にリフォームなどの改修工事が必要な場合もあります。
売却することで、空き家の放置問題を解消することができ、手間のかかる維持管理を定期的に行うということも避けられます。
売却
売却することで、空き家の放置問題を解消することができ、手間のかかる維持管理を定期的に行うということも避けられます。
解体工事を行って、土地を売却する、もしくは活用する
空き家となった実家の解体工事をして、更地となった土地を別の形に活用、もしくは売却するという方法です。

高槻市の空き家対策

空き家となった実家の対処方法のいくつかをご紹介しましたが、各自治体では、空き家問題を解消するために色々な支援や制度を提供しています。
今回は、大阪府高槻市が行っている空き家対策の一例をご紹介します。
  • 高槻市空き家相談員制度
  • ・空き家見守り業務
  • ・空き家の管理、活用セミナーなど
空家対策

まとめ

空き家となった実家の活用方法と高槻市が提供している制度についてとり上げました。
解体工事を行うにしても、他の利活用法にしても簡単に選択できるものではありません。
両親の気持ちや子供である私たちの考えを十分に話し合って、解決方法を見つけたいものですが、自治体が提供している支援や制度についても考慮することで、選択の幅を広げ、家族皆が納得のいく形で計画を進めることができるのではないでしょうか。