高槻市における災害対策

日本では、毎年のように至る所で災害が発生しています。 大雨や台風の影響により、河川の氾濫や土砂災害による被害のニュースを見聞きすることが多くなったと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 メディアでは「何十年に一度」「記録的大雨」「想定外」といった表現も使われており、災害の頻度や被害の規模も増加しているように感じます。 そのような災害から、自分や家族の身を守るために、どのような事前準備を行うことができるでしょうか。

土砂災害の危険区域かどうかを確認する

お住まいの地域やその周辺が土砂災害の危険がある地区かどうかは、事前に確認することができます。 自治体のハザードマップなどを見ると、土砂災害危険箇所、土砂災害警戒区域、特別警戒区域などとして指定されている地域があります。 もし該当の地域に住んでいればなおのこと、万が一に備えた準備や避難場所の確認などを入念に行う必要があります。

防災情報や警戒情報に注意する

雨が降り災害の危険度が高まると、防災情報が出されます。 テレビ、ラジオやインターネット上からも、必要な情報を得ることができますし、緊急速報メールから呼びかけがなされることもあります。 自治体や公的機関から出される情報に注意深くあり、いざという時には避難するなど迅速に行動できるようにしましょう。 また、各自治体では災害への対策の一つとして、さまざまな支援や対策を設けています。 今回は、大阪府高槻市が提供している制度についてご紹介します。

土砂災害特別警戒区域内の住宅の移転、補助制度

土砂災害特別警戒区域内にある住宅を対象として、区域外への移転や住宅の補強を行うため費用の一部を補助するという高槻市の制度です。
対象となる建物
土砂災害特別警戒区域が指定される以前に建築された家屋で、所有者やその親族が居住している住宅
補助金額
◆移転の場合 解体工事など撤去に要する費用は1戸あたり最大で97.5万円 住宅取得に要する費用は(ローンに対する利子相当額)最大421万円 移転先が高槻市内である場合に補助対象となります。 ◆補強する場合 設計に要する費用は1棟あたり最大で15.4万円 工事に要する費用は1棟あたり最大で77.2万円 ただし、市町村民税課税総所得金額によって、補助限度額は変わります。 土砂災害特別警戒区域内の住宅の移転・補強制度

まとめ

災害から身を守るためにできることと、高槻市が提供している支援制度についてご紹介しました。 日本は、大雨だけでなく地震による災害にも注意する必要があるため、事前の備えが非常に大切になってきます。 定期的に、防災グッズ、避難場所や災害時の連絡手段など、家族皆が確認することによって、いざという時のために備えておくことができるでしょう。