解体工事の種類と摂津市の補助制度について

解体工事と一口に言っても、戸建、アパートやマンションなどの集合住宅や店舗など、解体する建物の大きさや構造によって、工事の方法や使用する重機などが変わってきます。
そこで、今回は解体工事の種類についてご紹介いたします。

建物の全体を解体する

老朽化した家から新しい家に建て替える、空き家を更地にして土地を売却する、または別の形で用いるといった場合、建物を全て解体します。
また、建物部分だけではなく、庭やブロック塀なども全て撤去して更地にするケースもあります。

建物の一部分を解体する

共に暮らしてきた子供たちが独立する、高齢の親が施設に入所するなど、時の経過とともに家族構成やライフスタイルは変化するものです。
そのような変化によって、住まいに求める住空間も変化する場合があります。
今住んでいる自宅をもっとコンパクトにしたい方や、二階建ての一軒家を平屋に減築したいといった場合、建物の一部分だけを解体するという方法も選択できます。
この一部分だけの解体工事は、愛着のある家を残しつつも、自分や家族の状況に合わせた住まいに変化させることができるといったメリットがあります。
一方で、建物全体を解体するわけではないので、費用も工期も大幅に削減できるようなイメージがあるかもしれませんが、工事内容によっては、自宅に住んだままでは工事が行えない状況もあるため、仮住まいを探すなどの準備も必要になる場合があります。

建物の内装を解体する

建物自体は残したまま、建物内部だけを解体して、リフォームやリノベーションを行う場合、解体工事の中でも内装解体という分類になります。
建物全体の解体工事に比べて、費用や工期が短縮できるというメリットはありますが、建物の経年劣化や老朽化など、建物の状態によっては、別の工事や対処が必要となる可能性があります。

摂津市の補助制度

上記のような解体工事を行う場合、自治体が提示している条件を満たせば支援制度を受けることができます。
ここでは、大阪府摂津市が提供している、解体工事を行うにあたって利用できる補助制度のいくつかをご紹介します。
  • ・ブロック塀などの撤去工事費補助制度
  • ・耐震改修補助制度
  • ・摂津市多世代同居、近居支援事業
  • ・重度身体障害者等住宅改造助成事業
  • ・住宅バリアフリー改修に伴う固定資産税の減額措置
上記の制度を活用するためには、それぞれ一定の要件を満たしている必要があります。
詳細は、摂津市のホームページで確認することができます。
摂津市ホームページ

まとめ

解体工事の種類と摂津市の補助制度の一例をご紹介しました。
解体工事と聞くと、建物を取り壊して除去するというイメージがありますが、工事を依頼する側の家族構成や状況などによって工事を行う目的がそれぞれ異なるので、必要に応じて、工事の種類や内容も変わってきます。
もし、自分や家族が所有している建物に解体工事を含め何らかの対策が必要ということであれば、専門家に相談しつつ自分たちの状況に合う工事の計画を立てる必要があるでしょう。
また、活用できる補助金がないか、対象となる自治体の支援制度に関する情報を集めるこをおすすめします。