解体工事の種類と依頼するまでの手順とは?

近年、解体工事の需要は日に日に増してきています。
お住まいの地域でも、長年放置されていた空き家が解体されて、気が付いたら更地になっていたという場面を目にすることもあるのではないでしょうか?
日本は1950年以降、高度経済成長期に多くの建物が建設されました。戸建てやマンションなどの集合住宅、そしてビル建設など、まさに建設ラッシュでした。その時期に建てられた建物の多くが時代の経過とともに、老朽化が進み、建て替えや改修、補修の必要が生じたため、その選択肢の一つとして解体工事の需要が高まっている状況となっています。
もしかしたら、自分や家族が所有している家屋で、そのような必要に迫られているという方も多いかもしれません。
そこで、今回は解体工事についてご紹介します。

まず解体工事とは、家屋や建物などを取り壊して除去する工事のことです。
新しく家を建て替えたりする前に解体工事を行うこともあれば、建物の内部を解体、撤去するというケースもあります。
解体工事の工法も、工事の対象に合わせて行われます。
主な工法の一つに手壊し工法というものがあります。これは、手作業で行われる解体工事なので、狭い場所や搬入道路が確保できないような場所でも作業を行うことができます。また重機を使用しないので、騒音や振動も少ないというメリットがあります。
しかし、手作業で行われるため、時間や人件費がかかるという理由から、結果として解体費用が高くなってしまう場合もあります。
もう一つの方法は、手作業に加えて重機を用いて行われる工法です。重機が使える状況になるまでは手作業で工事をし、その後は重機などを用いて解体工事を行うというものです。手作業と重機を用いての工事のため、効率よく作業を行えます。
どの工法にもそれぞれ、メリット、デメリットがあるので、解体工事業者とよく相談して、適切な工法を選ぶとよいでしょう。

では、そのような解体工事を行う場合、どのような手順で業者を選択して工事を依頼すれば良いのでしょうか?
まずは、依頼する解体工事業者を選択する必要があります。大阪府には非常にたくさんの解体工事業者があるので、数社から見積もりを出してもらうことも可能です。
電話で見積もり金額を提示してくれる場合もありますが、実際に現地調査をしてもらい、その上で見積書を貰って判断するほうが確かだと言えるでしょう。現地調査によって工事する対象の建物の状態や工事内容など必要な項目をチェックして確認することができるので、より正確な見積金額を知ることができますし、業者の方の対応も見ておくことで安心して工事を依頼することができます。

また、見積書の内容もよくチェックしておくと良いでしょう。
なぜなら、見積もりの内訳が細かく明確な見積書もあれば、具体的な情報が書かれていない場合もあるので、工事後に生じるかもしれない誤解や問題を避けるためにも、見積書の内容を正確に理解して納得したうえで依頼する業者を選択するためには、見積書のチェックは欠かせないものです。