空き家問題と吹田市が行っている取り組み

昨今、空き家が増えてきたことによってさまざまな問題が生じています。
空き家の中には、適切な管理がなされていない家屋も多いため、老朽化などにより建物の強度が下がり、倒壊の危険性がある場合もあります。
また、建物そのものに異常がなくても、周囲の庭や塀などが長年放置された状態が続くと、景観や治安悪化といった問題が生じてしまい、近隣住民にも迷惑をかけてしまいかねません。
そのような空き家問題を解消するため、空き家等対策特別措置法が成立しました。

空き家等対策特別措置法

この法律は、空き家所有者に対して適切な家の管理の指導を行い、適切に管理されていない空き家には「特定空家」とし、助言、指導、勧告や命令を行うことができます。
また、その「特定空家」に罰金や行政代執行を行うことも可能となります。
吹田市でも、そのような空き家問題への対策として、吹田市空家等対策計画2020を策定しました。

吹田市空家等対策計画2020

空き家によって生じかねない防犯、防災や衛生上などの悪影響から市民の生活環境を守るために策定されました。
また、空き家の有効活用の促進なども目的としています。 吹田市空家等対策計画2020

空き家に対して行われる調査

現地調査
職員が現地調査を行います。
また、近隣住民への聞き取り、問題箇所の確認や所有者等の情報収集を行います。
所有者等調査
現地調査により、空き家と判断された建物は、空家法に基づいて必要な調査を行い、所有者等を特定します。
文書の送付
文書にて空き屋の適切な管理を依頼し、必要な援助を行います。
立ち入り調査
敷地内に立ち入って状況を観察する必要がある場合に、立ち入り調査を行う旨を通知し、その後、調査が行われます。
判定
空き家が周辺へ与える悪影響の程度や危険性について、特定空家等として措置を講じる必要があるか判断します。

特定空家等になる基準とは

  • そのまま放置すれば、倒壊等の保安上危険となるおそれのある状態の空き家
  • そのまま放置すれば、著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  • 適切な管理が行われていないことで、著しく景観を損なっている状態
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために、放置することが不適切である状態
措置
まず、当該建築物の所有者に対して、助言や指導を行い、勧告、命令といった対応を実施します。
それでも状態が改善されない場合や、改善不十分な場合など、必要だと認められるときには、代執行による措置が行われます。

まとめ

上記のように、空き家問題の解消に向けて国や吹田市では、さまざまな対策を行っています。
自分が住んでいる場所から遠く離れた地域に、所有している空き家がある場合は、定期的なメンテナンスを行うことは非常に難しく、ついつい後回しになってしまうかもしれません。
対処としては、例えば、空き家を解体して、その土地を売ったり、多少の修繕で住める場合は賃貸として貸し出したりなど、空き家にも有効活用できる方法がいくつかあります。
家族だけでなく、必要であれば専門家ともよく相談したうえで、危険や問題が発生する前に空き家の対処について検討することをおすすめします。