だれにとっても住みやすい場所へ ~池田市の取り組み~

あらゆる境遇や背景を持つ人を理解して、だれにとっても住みやすい場所で生活することは、全ての人にとって理想となる生活環境ではないでしょうか。
時の経過とともに、自分たちのライフスタイルは変化していき、時には病気など予期せぬことも生じます。
自分ではなく、家族や友人など身近な人にそのような突然の出来事が生じることもあります。
今まで当たり前だった日常が突然奪われてしまい、生活が一変してしまったということも起こりえます。
私たちが住んでいる身の回りでは、若者や年配の方、病気を患っている人や障がいを持っている人など、あらゆる背景や事情を持つ人が同じ地域で生活しています。
そのような、様々な人が快適な日常生活を送っていくことができるように、各自治体では色々なサービスを提供しています。
例えば、子どもや病気を患っている人には医療費助成、年配の方には、住宅の改修工事の費用の一部助成など、自治体によってサービスの内容や条件などは異なりますが、多くの自治体がこうしたサポートを提供しています。 池田市でもそのような制度を市民に提供しています。
そこで今回は、障がいを持っている人への池田市の支援制度についてご紹介いたします。

重度障がい者住宅改造助成制度

重度障がい者住宅改造助成制度池田市が提供する障がいを持っている方が、安全な環境で生活できるように、住宅を改造するための費用を助成するための制度です。
この助成は、新築、増築や修繕は対象外となります。
助成を受けることができる対象となる方
  • 64歳以下の身体障害者手帳1級や2級の交付を受けた人がいる世帯
  • 下肢や体幹機能障がいによって3級の身体障害者手帳の交付を受けた人がいる世帯
  • 重度の知的障がい者がいる世帯
助成金額
前年の所得税年額や非課税世帯であるかどうかによって、助成額が変わります。
詳細は、担当窓口に問い合わせることで情報を得られます。

また池田市は、このような住宅改修だけでなく、自動車の運転装置の改造費用の一部助成や障がい福祉サービスの負担額を軽減するための制度など、多くの支援を提供しています。
それぞれの支援には、一定の条件や基準があるので、ホームページや担当窓口で確認することをおすすめします。

まとめ

日本は、台風や地震など災害が多く、あおり運転などの理不尽な事故に巻き込まれてしまうという悲しいニュースも相変わらず生じています。
また、突然の事故や病気により突如日常が奪われてしまうということは、誰にでも起こりえることです。
障がいがある、ないにかかわらず、皆が住み慣れた地域で自分らしく暮らせることができるよう、日本では様々な支援が用意されているので、それらの支援が必要になれば、上手に活用することで、自分も大切な人も安心して快適な生活を送っていけるのではないでしょうか。
日常生活の中で、困った人がいれば助け合うといった習慣が世の中に増えていくことを願っています。