解体工事をする前に考える ~池田市の耐震補助制度~

解体工事の需要は、年々増加していると言われています。
解体工事を行う理由は、様々あることでしょう。
例えば、同居する家族の人数に変化が生じたために解体を行って建て直しやリフォームをするという場合や、長年の空き家状態を解消するために行うなど、色々な理由をあげることができます。
その中でも、住んでいる家屋の老朽化が進んでしまったために、解体工事をしなくてはならなくなった、というケースはよくあることかもしれません。
実際、日本には高度経済成長期に数多くの建物が建設され、それらの建物が数十年経過したために老朽化が進んでいる住宅も多いと言われています。
また、日本は台風や地震など、一年を通じて自然災害が生じる可能性があり、年々被害や災害の規模が深刻化しているようにも感じます。
老朽化している家屋が、そのような災害の影響を受けると、屋根の飛散や家屋の倒壊などの危険性は高まり、それによって通行人や近隣住民が怪我をしてしまうということもあるかもしれません。
まずは、自分や家族が住んでいる家屋の状態、老朽化度合いを知ることから始めてはいかだでしょう
池田市では、家屋の耐震診断を実施する際の支援制度を設けています。

耐震診断

地震による家屋の被害を抑えるために、住宅の耐震化を図るための補助金制度のことです。
まずは、この耐震診断によって家屋の地震に対する安全性の調査を行います。
  • 補助を受けることができる対象者
    池田市内に補助対象となる住宅があり、これまで市税を滞納していない人が対象となります。
  • 対象となる住宅
    昭和56年5月31日以前に建設された木造住宅
  • 補助額
    上限5万円
この耐震診断が行われた結果、耐震性を高めることが必要だと判断された場合には、耐震設計を行い、住宅の耐震改修工事を行うことが必要になるかもしれません。
いずれも専門家と相談しながら計画を進めていくことができます。
詳細は、池田市のホームページから確認することができます。

まとめ

今でも、大地震に備えるようにという注意喚起が、様々な機関から出され、例えば、これまでにはなかった緊急地震速報など、いざという時のための備えや様々な取り組みが行われています。
耐震診断も、災害への備えの一つとして活用してはいかがでしょうか。
また、古くなってしまったとはいえ、長年そこに住み、多くの思い出のある家には、特別の愛着を持っているという方もいることと思います。
そのような意味でも、解体工事を依頼する前に一度、耐震診断を行うことで、必要な対策が見えてくるかもしれません。